Pioneer VSX-S510:レグザリンク・シェア使用中に電源が落ちる。

先月の機材入れ替え時、たまたまAVアンプで「CD」選択していたときの写真
DBP-S600 は「BD」にHDMI接続

先月、ブルーレイ再生機 TOSHIBA DBP-S600 を導入し、録画機 DBR-T1008 に記録されたコンテンツをレグザリンク・シェアできる環境を整えたわけですが。シェアしたコンテンツをしばらく再生していると、AV アンプ Pioneer VSX-S510 の電源が落ちる現象に出会しました。再度電源投入するとフツーに画面表示されるものの、またしばらくすると電源オフ。この繰り返し。

AV アンプの電源が落ちている間も DBP-S600 は正常稼働しており、かつ、ディスク再生時にはこの現象が発生しないことから、問題は AV アンプ側にありそう。CD デッキ導入時に機材配置を変更したこともあって、最初は換気不足によるオーバーヒートを疑ったものの、電源が落ちた時に排熱スリットに手をかざしても「ほんのり温かい」レベル。はて。

素直に考えると「再生からしばらくして電源が落ちる」のは「自動電源オフ」機能。そこで AV アンプのホームメニュー画面から「Auto Power Down」設定を「15分」から「OFF」に変更したところ、この現象が起こらなくなりました。

とりあえず、一安心。

マニュアルの記述によると、VSX-S510 の自動電源オフ機能は「本機の電源がオンのときに、一定時間なにも操作せず、かつ入力音声が無音の場合に自動的に電源をオフ」にするらしい。

過去現在を問わず、DBP-S600 を除く物理メディア再生機・録再機、それにドングルタイプの Chromecast では今回のような現象は生じておらず、また DBP-S600 でもディスク再生時には発生していなかったことからして、少なくとも「DBP-S600 によるレグザリンク・シェア再生では、実際に音は出ていても無音扱いされている」ということですかね。

ナンダソレ。
ものすごく局所的な窪みに、足を取られた感じです。

ようやく、レグザリンク・シェア活用

視聴覚コーナーの CD 再生機を新調した勢いに任せて、ブルーレイ再生機も買い替えてしまいました。ただし、こちらは中古品。レグザブルーレイで録画した番組をLAN 経由で遠隔再生する「レグザリンク・シェア」機能に対応した TOSHIBA DBP-S600(2018年製・生産終了品)です。

これまで使っていたブルーレイ再生機 SONY BDP-S1500 と比べ、高さはほんのり、幅と奥行はそこそこサイズアップ。BDP-S1500 購入当時は CD 再生機の安価な代替品を探していたので、独立した音声出力端子のない DBP-S600 は候補から外れておりました。結果的に二度手間となりましたが、趣旨が異なるのでヤムナシ。

視聴覚コーナーのメタルラックに高さギリギリで収まっていた BDP-S1500 よりも背高でしたが、どうにか設置。しかし、ここの区画、少し前まで本来の役目を終えた AV 機器のセカンドキャリアの場だったのに、すっかり機材が入れ替わってしまいました。

DBP-S600 に有線 LAN を繋ぎ、設定を済ませ、「ホームネットワーク」で録画機 TOSHIBA DBR-T1008 を覗いてみると、内蔵 HDD や外付 HDD、その他ソースまで無事確認できました。ほっ。

動作は、もっさりしてるなと感じていた BDP-S1500 より、もっさり。録画番組リストの表示方法が大雑把(基本は録画日時順、絞り込みはジャンルのみ)なので、大元でフォルダを使って番組を小分けにしておかないと、見たい映像の探し出しが大変そう。

でもまぁ、視聴覚コーナーにプロジェクターを導入した時に、試しに録画機でブルーレイディスクに焼いた番組を再生するのに要した手間暇を思えば(一度で懲りた)、もっさりとした番組選択のストレスなぞ、大したことではありませぬ。いや、実際のところ、見たいコンテンツがある時だけにしかサブスク契約しない人間にとっては、利便性マシマシ。めでたしめでたし。

さて、今回の機器更新で、ウチのテレビ/ブルーレイ環境は「東芝」時代の REGZA で統一されました。ついでに言うなら、ブルーレイ録画機・再生機ともども先頃倒産したフナイの OEM 世代。なんだかもう、どれかが壊れたら面倒というか、袋小路にハマった環境になってしまいました。いやはや。

YAMAHA CD-S303

視聴覚コーナーの AV アンプに自作サブウーファーを追加してから2ヶ月。スピーカー自身やそれを聴く耳も馴染んできて、映画だけではなく音楽再生時の低音にも程良い重厚感が出てまいりました。この区画での音楽再生は CD オンリーで、古い DVD-R 録画機で回していたのですが、音の出口が良くなってくると、入口まで改善したくなってきても仕方のないこと。そう、仕方のないことなのです。

そんな流れで購入したのが、YAMAHA のエントリークラスの CD 再生機 CD-S303。USB メモリ再生機能は不要だし、それなら同価格帯で標準ヘッドフォン端子付きの ONKYO C-7030 がいいかなとも思ったのですが、サイズ(高さ)と初ヤマハ機への好奇心で決めました。

せっかくなので、DAC ヘッドフォンアンプ FX-AUDIO- DAC-X6J を持ち出して、新旧 CD 再生機の聴き比べ。CD-S303 は同軸、Pioneer DVR-RT700D は光でデジタル接続、CD は手近にあったブライアン・アダムス「So Happy It Hurts」。

改めて単体で聴いてみると、DVR-RT700D は思っていたより高音寄りでフラット、爽やかな感じ。対して CD-S303 は、低音から高音まで均等に抑揚の効いた、力強い感じ。ヤマハってスタジオ機材を作っているくらいだから、モニター出しのような偏りのないフラット&クールな音を予想していたのですけれど、押しの強い音が出てきて意外でした。

では、この音は嫌いか?と問われれば、これもまた善し、であります。だって、聴いててフツーに楽しい気持ちになれましたもの。

してからに、しかるべき場所に設置。AV アンプ Pioneer VSX-S510 とは幅が同寸、背が 2mm 高いだけなので、重ねたときのバランスが非常によろし。ただ、アルミパネルの CD-S303 に対し、VSX-S510 の前面パネルは銀色塗装のプラスチックで、隣接すると質感の違いが目立つのだけれど、ま、そのうち見慣れるでしょ。

加えて、CD 再生機の背が低くなったおかげで、ブルーレイ再生機 SONY BDP-S1500 の置き場所を、振動の多いセンタースピーカー(写真上部のオレンジ色2基)天面から、CD 再生機上に移せたこともヨカッタです。

ちなみに、AV アンプとは、アナログ RCA と同軸デジタルの2経路で接続しました。ハナから DA 変換は CD 再生機側に任せるつもりでいたのでアナログ接続だけで良かったんですけれど、デジタル線を繋いでいないと、AV アンプの LED 表示が「デジタルが繋がってないぜ点滅」し続けて、実に鬱陶しいのです。

さて。設置作業が落ち着いたところで、CD 再生。今度は、渡辺貞夫「My Dear Life -50th Anniversary Collection」を聴いてみる。やっぱり、従来機と比べて低音から音が明瞭で、サブウーファーの活躍の場が良い具合に広がりました。私的に大好きな「オレンジ・エキスプレス」なんかもう、リズム隊がチャカポコ元気で嬉しくなってしまいましたよ、と。

結論といたしましては。うん、いい選択をしたかな、です。

Copyright ©2025 新たまねぎ小屋 All Rights Reserved.