事務所水槽で暮らすイソギンチャク絡みの話をば。
2016年7月
白点病が蔓延した水槽を立ち上げ直し、他界したクマノミの代わりにカクレクマノミを導入したものの、暴君ミスジリュウキュウスズメダイ(当時6年目)にプレッシャーをかけられる毎日。そこで、カクレの避難壕にタマイタダキイソギンチャクを導入したわけですが…。
2016年8月
導入から2週間ほどで白化。ウチの水槽には冷却装置がなく、夏場の水温が32度くらいまで上がるのが原因か、褐虫藻が抜けた様子。
2017年8月
導入から1年で大きさ半減。この頃は、月1回の頻度で刺身の切れ端を与えてました。
2018年10月
導入当初は手の甲くらいの大きさだったものが、2年経過したこの夏場から急激に衰退し、高さ2cmの500円玉大まで縮小。定住生活から放浪生活にかわり、光を避けている印象を受けています。以前、独立したクマノミ水槽を立てていたときに導入したタマイタも、その末期に同じような行動をとっていたので、恐らく緩やかな死を迎えているのでしょう。
少し遡って、2018年4月
水槽を大掃除しているときに、ちっこいイソギンぽい生物を再発見。実は前年の秋頃にその存在は認識していたものの、ミスジが底砂を巻き上げるおかげで見失っていたのですわ。発見当時は上からしか観察できなかったので、オニヒトデにも似た外観にイヤな印象しか受けなかったんですけど、横から見たら明らかにイソギンだったよ、と。相変わらず濃い色してたので、水槽照明がよく当たるところに置いておきました。しっかし、どこから紛れ込んできたのやら。
再び、2018年10月
高水温となる夏場をやり過ごした後も、白化もせずに色が濃いまま。しかも、1年前は1円玉くらいだったのが、500円玉にまで成長(ただし薄っぺらい)。やはり、天然環境で育ったタマイタと違い、小さな頃から水槽で暮らしていると、悪環境が当たり前になるんでしょうかね。雰囲気からすると、サンゴイソギンチャクぽいような。少なくとも、はた迷惑なヤツではなさそうなので、このまま推移を眺めてみるつもりでおります。
春先のこと。60cm 事務所水槽にセパレーターを取り付け、暴君ミスジリュウキュウスズメダイ専用区画と、カクレクマノミとニセモチノウオが暮らす区画の2つに分けていました。
市販品のセパレーターの穴が余りに小さかった(直径2mmくらい)ため、より水が出入りしやすい様にドリルで大きめの穴を追加しておいたものの、上の写真の通り両区画で環境が変わり、ミスジ隔離区画はピンク色した石灰藻が繁茂。そして、気を抜いているうちに、スペースの都合で隔離区画に設置していたマメスキマーまでもがピンク色に染まっていたのでした。
で、先週のこと。石灰藻ばかりかヌメヌメの藻まで繁殖していたので、マメスキを洗浄することにしたのです。普段は水道水でブラシがけで済ませているのですが、藻が落ちにくい場合はカビキラーを併用している私。しかしながら、石灰藻はカビキラーで死滅させても石灰質がガラスに残ってしまう。そしてソレはブラシでやすやすと落ちるモノではない。
学生時代の昔から、薬品に対し良くも悪くも鈍感な私は、サンポールの原液を石灰藻に直接カケフ。そしたらもう、傷口に垂らしたオキシドールが如く、一瞬にして石灰藻から気泡が発生いたしました。目にも明らかな「混ぜるな危険!」反応ですな。さらに歯ブラシでこすり、十分に水洗い。
あぁ。やっぱりキレイなガラスは美しい。
ちかごろ外部フィルター(EHEIM Classic 2215)の水流が弱まってきた感があったので、久々に清掃してやることにしました。思えば、
水流が弱まったときって、ろ材の目詰まりよりもホース内の藻類繁茂の影響が大きいような気がしています。実際、写真の通りでしたしね。
かといって、新しいホースに取り替える気もなかったので、ブラシでゴシゴシ藻類退散!
スッキリ。
住人たちは元気です。去年の9月に
クリーナーとして雇っているマガキガイが冬場に相次いで☆になっていたので、本日2個体追加。早速ツマジロサンゴヤドカリが品定めしておりました。