春先のこと。60cm 事務所水槽にセパレーターを取り付け、暴君ミスジリュウキュウスズメダイ専用区画と、カクレクマノミとニセモチノウオが暮らす区画の2つに分けていました。
市販品のセパレーターの穴が余りに小さかった(直径2mmくらい)ため、より水が出入りしやすい様にドリルで大きめの穴を追加しておいたものの、上の写真の通り両区画で環境が変わり、ミスジ隔離区画はピンク色した石灰藻が繁茂。そして、気を抜いているうちに、スペースの都合で隔離区画に設置していたマメスキマーまでもがピンク色に染まっていたのでした。
で、先週のこと。石灰藻ばかりかヌメヌメの藻まで繁殖していたので、マメスキを洗浄することにしたのです。普段は水道水でブラシがけで済ませているのですが、藻が落ちにくい場合はカビキラーを併用している私。しかしながら、石灰藻はカビキラーで死滅させても石灰質がガラスに残ってしまう。そしてソレはブラシでやすやすと落ちるモノではない。
そんな折、石灰質ならば、尿石を溶かすサンポールで落ちるんでねぇの?と気づいた次第。
学生時代の昔から、薬品に対し良くも悪くも鈍感な私は、サンポールの原液を石灰藻に直接カケフ。そしたらもう、傷口に垂らしたオキシドールが如く、一瞬にして石灰藻から気泡が発生いたしました。目にも明らかな「混ぜるな危険!」反応ですな。さらに歯ブラシでこすり、十分に水洗い。
あぁ。やっぱりキレイなガラスは美しい。
(そして水槽ガラスには目をつむる)
なお、サンポールは、肌に直接触れるとヒリヒリするくらい酸性が強いですし、まして、歯ブラシを併用するとソレが広範囲に飛び散ります。原液が付着すると恐らく金属は変質するでしょうし、衣服やコンクリなぞは穴が空くかもしれません。よって、水道水で希釈(5倍とか10倍とか?)した水溶液をプラスチック製バケツに入れ、塩素ガス対策で風通しの良いところへ置き、その中にアイテムを一晩くらい浸け込んでから水洗い&ブラシがけするのが、安全なのでしょうね。
しっかし。本来のトイレ掃除以外に、サビ落しはおろか石灰藻落しにまで使えるとは、やるなサンポール。
60cm水槽に装着したマメスキマーを駆動していたエアポンプの騒音が余りに酷くなり、手元にあった予備の静音ポンプと交換したのです。が、しかし。平穏だったのは2日くらい。早々に騒音ポンプと化しました。
考えてみたら、今までポンプが五月蝿くなったら本体ごと新品交換してきたので、部品交換をしたことがありませんでした。だったら試してみようかい、と思い立ったわけです。
本体をひっくり返し、裏面のネジ5本をプラスドライバーで抜くと、上側のカバーがカポッと外れます。
カートリッジを固定している2本のネジを外し、裏面からL字型の排出ノズルを引き抜いてカートリッジを摘出。
交換後の姿。さっそく電源を入れてみたら、明らかに静か。
写真の通り、エアポンプはエーハイムの外部フィルターと共に、壁面近くに設置した木製水槽台に収納しています。よって、ポンプの状態によっては、その振動と音で水槽台が箱鳴りしやすく、さらに壁面で音が反射しまくるという、見事なくらいに悪条件の重なり具合なのですね。
ちかごろ外部フィルター(EHEIM Classic 2215)の水流が弱まってきた感があったので、久々に清掃してやることにしました。思えば、
水流が弱まったときって、ろ材の目詰まりよりもホース内の藻類繁茂の影響が大きいような気がしています。実際、写真の通りでしたしね。
かといって、新しいホースに取り替える気もなかったので、ブラシでゴシゴシ藻類退散!
スッキリ。
住人たちは元気です。去年の9月に
クリーナーとして雇っているマガキガイが冬場に相次いで☆になっていたので、本日2個体追加。早速ツマジロサンゴヤドカリが品定めしておりました。