ハーフサイズコンポ入れ兼テレビ台を作る

長ったらしいタイトルですが、そのまんま。AV ラックの上に、CD レシーバー2台とテレビを積み重ねて置けるような家具を作ろうって算段です。

なんかもう毎度お馴染みになってきてしまった感がありますが、さくもとで材料を購入して、裁断してもらう。

CD レシーバーの横幅は、210mm(DENON RCD-M41)と215mm(ONKYO CR-N775)。そこから隙間や板厚(12mm)を加味していって、横幅はキッカリ 500 mm としました。上下方向の隙間を少なめにした代わり、横方向は壁で埋め尽くさずに排熱を考慮した構造。

手始めに、天板と底板にネジ用のガイド穴を開けて…

壁(柱)部材に木工用ボンドを塗って底板に貼り付け、さらにボンドを塗って天板を置く。部材の位置を調整してから、ネジでガシガシ固定していく。

組み終えてから、400番の紙やすりで全体をザザッと均す。そして、以前作成した隙間収納と同じ色で揃えてやろうと、近所のダイソーで水性ニス(けやき)を購入。

この百円ニス、量的には1瓶では足りないことは明白だったのだけれど、どうせ目に触れる面積の小さな家具だし、天面と正面だけ厚めに塗って、あとはテキトーに処理したのでした。

12mm 厚の板材を選んだ時点で、なんとなく、テレビを置くには強度不足を感じていたので、背面だけ、金具で補強。まぁ、仮にテレビの重量に負けてグシャっと潰れたとしても、中に入れたコンポが芯となって支えてくれるだろうから、テレビ落下の危険性はソコマデ気にしていないんですけどね。

さて。あと数日乾燥させて、実戦配備といたしましょう

DENON RCD-M41 に ONKYO CR-N775 を繋ぐ。

CD トレイが開かなくなって、DENON RCD-M41(以下、M41) に CD レシーバーとしての役目を引き継いだ ONKYO CR-N775(以下、N775)でしたが、CD 以外のメディア再生機としては何ら問題なし。方や、M41 は CD 再生用途に特化して購入した訳で。つまり、コイツら共存共栄が可能なわけですわ。ということで、本日、AVラック周辺の整理がてら初接続。

M41 の入力端子は、光デジタル2系統と LINE IN 1系統。N775 の出力端子は LINE OUT 1系統なので、必然的に RCA ピンケーブルによるアナログ接続となります。そして、USB メモリ経由でデジタル購入していた楽曲を流してみると…。

N775 側で DA 変換されるせいか、感覚的にはオンキョー寄りの穏やかな音。ただ、M41 のアナログ回路の特性なのか分からないけれど、若干もっさり。アナログ入力のゲインは適正で、CD 再生と交互に切り替えても音量調整に余り気を使わなくて済むのはありがたや。で、ありました。

さて。想像通りだったとはいえ、有効な組み合わせであることを実証できたからには、置き方を考えなくっちゃ

さて、ついで話、その壱。四半世紀近くの間、AV 機器の電源として使ってきた 1U サイズの TEAC 製ディストリビューター(15個口)の差込口が異様に硬くなってきたので、熱帯雨林で見つけた TESSAN とかいう中国メーカーのテーブルタップ(8個口+USB-A 3個口)に取り替えました。この製品にしたのは、学生時代のとある先生の渾名がテッさんだったことを思い出して一人ウケした所為もあったのだけれど、最近増えてきてしまった AC アダプタの座り具合、 USB 給電、それにコンセント口数とのバランスが決め手。

テーブルタップはテレビ(TOSHIBA REGZA ZP2)の台座の背面側に平置き設置。ジャストサイズでキレイに収まりましたよ、と(もちろん、購入前に採寸済み)。

ついで話、その弐。N775 故障から M41 購入までの間、CD 再生で利用していたブルーレイ再生機 SONY BDP-S1500 と、そのデジタル信号のアナログ化に使用していた DAC機能付きヘッドホンアンプ FX-AUDIO- DAC-X6J は、読書コーナーに移設しました。ちょうど、ヘッドホン・アンプとして老後を過ごしていた DAT デッキ、SONY DTC-690 の光デジタル入力が機能不全に陥っていたので、その置き換えです。

どうせなので、以前から CD プレイヤーとして余生を過ごしていた 2008年製の DVD-R 録画機、PIONEER DVR-RT700D との新旧映像機器対決で CD の聴き比べをしてみました。結果、お年寄りの圧勝。

両者の間には約6倍の価格差があるとはいえ、オーディオ機器(機能)って必ずしも新しいモノが良い訳でもないのが、悩ましいところ。DVD-R 録画機は電源投入から再生可能になるまでの待ち時間が長いので、瞬間起動のブルーレイ再生機に慣れちゃうとツライものがあるのだけれど、何を優先するか、ですな。ともあれ、DAC-X6J のデジタル入力は、光と同軸の2系統ありますから、当面は両機共存させておきますわ。

DENON RCD-M41:ごくごく真っ当。

昨年末、ONKYO CR-N775 で CDトレイの動作不良が生じてからというもの、ブルーレイ再生機で代替してみたり、DACヘッドホンアンプを挟んでみたりしながら、次の手立てを考えているうち、DENON か TEAC のコンパクトなCDデッキと、FX-AUDIO- の DAC とパワーアンプを組み合わせた CD 再生に特化した構成もいいかな、という心持ちになりつつありました。

だがしかし。いやちょと待てよ、そもそも俺、ゴチャゴチャするのが嫌になってフルサイズコンポからハーフサイズの INTEC 205 を経て CR シリーズまでダウンサイジングしてきたのに、また配線をのたくらせるのか?なんて疑問も頭に浮かんできて、いささか腹を決めかねていたのです。

そんな折、目前に迫ってきたのが、半導体不足に伴う値上げの第二波。アレコレ考えるのに飽きてきたこともあって、先月末、DENON RCD-M41SP をポチっとな。

RCD-M41 にしたのは、CR-N775 がイマドキのネットワーク機能を実装した代償に、基本的な音楽再生機能がコストダウンされてしまった気配を感じていた(先代 755 と比べて明らかに音が悪くなった)ので、わしゃもう余計な機能は要らんもんね、CD が心地よく聴ければイイんだもんね、という気持ちから。

左:ONKYO CR-N775 右:DENON RCD-M41

CR-N775 とは、基本的なスペックが近いです。
【775】W215 × H117 × D295 mm、2.7kg、実用最大出力 40W+40W(4Ω)
【M41】W210 × H115 × D309 mm、4.2kg、実用最大出力 30W+30W(6Ω)

両者の違いは、根本的なところでデジタル・アンプの 775 に対し、M41 はアナログ・アンプであること。また 775 と比較して M41 には、RCA アナログ出力がない、同軸デジタル入力がない(その代わり光入力が2系統ある)、USB がない、LAN がない、ネットワーク利用の再生機能(DLNA、Chromecast、AirPlay、各種サブスク等)がない、あたり。

ともあれ、設置。ほぼ同サイズなので、置き換えに余計な苦労なし。ONKYO 製スピーカー(D112-EXT)を繋ぎ、そそくさと各種設定を済ませ、早々に CD をかけてみれば…。

※音質関連の設定例
 Source Direct: ON, Super Dynamic Bass: OFF, Bluetooth: OFF, セットスピーカー最適化: OFF

音の輪郭がクッキリしてて、メリハリもある。ただ、なんか、ドライというか無機質な感じ。CD デッキに直接ヘッドホンを繋いで聴いた時の音色に近いんだけど、どうしたってスピーカーから出せる現実的な音量ではヘッドホンほどの迫力には至らないので、なにやら冷静に音楽をモニターしてるよな心地になりました。さらに言うと、男女ともにヴォーカルが弱目で、ちょっと奥に引っこんで聞こえる印象あり。

775 同様、M41 付属リモコン(写真 右)にも CD イジェクトボタンなし。
私ゃソコソコ使う人だったので、なんでなくすかって感じ。

某価格比較サイトでは、CR-N755 から買い換えた人が 755 ほどではないやとボヤいてましたけれど、その気持ちは分からんでもないです。以前の ONKYO 製品って、ウォーム&シットリ派が好みそうな音してたんだけど、この M41 は明らかにクール&ドライ派ですもの。両者のギャップは大きいですな。

じゃ、CR-N755 から 775 を経て M41 に至った私はどうかというと。二歩下がっていたところから一歩進めた気分になれたので、全然オッケーっす。音に対するメーカー間の方向性の違いなんざ、今の音に耳が慣れてしまえば忘れてしまうだろうし、問題なしっすよ。

総じて。音がすんばらしい!ほどではないものの、コストパフォーマンスが素敵な製品ではありましょう(今月から値上がりましたけどね)。きっと、高校生の頃の私にプレゼントしたら、素直に喜んでくれるんじゃないかな。LINE OUT がないじゃん、録音できないじゃん、って後から文句言われそうですが。

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