アバター:ウェイ・オブ・ウォーター

公開直後、せっかくだから IMAX で観てみようかな、なんて思っていたくせに、けっきょく終映間際になってから、フツーの 3D 字幕版で「アバター:WoW」を見てきました。

したらね。ストーリーがあるようでないような。それに、家族の絆やら異文化交流やらのドラマが、随分とまた画一的な。キャメロン作品って、だいたいが冗長に過ぎるきらいがあるように思うのだけれど、本作は特にソレが強いような。

だがしかしけれども。海の映像はすんごく良かった。
これだけでも大スクリーンで観た甲斐はありました。

AKG K240 Studio

先月からDAT プレイヤーを聴きながら作業に集中する日々が続いていたのですが、あいにく私の所有するヘッドフォン/イヤフォンは密閉型ばかり。宅配兄さんの鳴らしたドアベルを聴き逃し、事務所犬の吠え声で異変に気づくことが2度ほど続いたので、開放系のヘッドフォンを買い足すことにしました。

さりながら、どうしても開放型では音の迫力に欠けるからってんで、密閉型一筋になった経緯がありまして。それじゃ、間をとって半開放型から探してみるかなという結論に達したのであります。

そして選ばれたのが、安価だけどネットで音の評価が良かった AKG K240。過去モデルの再発版らしく、パッケージに印刷された規格ロゴの顔ぶれが、実に懐かしい。DAT と MD と MP3 が並んでいるってことは、2000年あたりに発売された商品なのかな。

パッケージに従って、DAT で聴いてみる。
音は、評判通りに良いです。密閉型ふうのメリハリと迫力を感じられるんだけど、開放型のような抜けがあって鼓膜が楽。そして、思いのほか環境音を透過します。ドアベルも聞き漏らさなくなりました。イヤーパッドは大きめで耳が包まれる感じだけど、さほど蒸れることもなく、全体が軽いこともあって着け心地は悪くないです。

左:AKG K240 右:audio-technica ATH-PRO05Mk3

反面、モノとしての質感は悪いです。通販だったので開封時に初めて現物を目の当たりにしたのですけれど、第一印象は「ハズレ引いたかな?」でした。商品写真よりも2段くらい安っぽくて、プラスチック!でビニール!でナンカ歪んでる!でケーブルへなへな!です。見た目は3千円クラスの国産ブランド品にも負けてるんじゃなかろうか。でも、音は立派。だから、許しちゃうんだからもう。

そして、K240 のおかげで救われたのが、数年前に購入していた東芝製のポータブルCDプレイヤー。もともと「語学研修用なんだからね!」宣誓商品だから仕方ないかもしれないけれど、音楽再生用としてはひどいシロモノです。音はこもり、複数の雑音(電源系のサ〜〜〜、回転系のプフュルルルー、曲間のブチ!)が入り混じり、おまけに音が途切れることしばしば。

これを密閉型ヘッドフォンで形成された静かな空間で耳元で聴かされた日にゃ、ゴミ箱に捨てたろかい!という気になるのだけれど、密閉型よりも音の出元が遠くあるように感じられ、しかも音が籠りづらい半開放型で、さらに環境音とミックスされると、意外に気にならなくなったのです(音切れは運次第ですけど)。

よって、近頃は CD を聴きながら仕事してます。
めでたしめでたし。

DAT プレイヤーの整備

少し前から案件が重なってきておりまして、気分向上と集中力増強を目的に、学生時代にエアチェックしたカセットテープやレコードをダビングした音源を DAT プレイヤーで聴きながら作業に勤しんでおります。擬似受験勉強状態ですな。

しばらくの間、シンジくんよろしくバッテリー駆動で使っていたのですが、だいたい4時間で乾電池(単三2本)がカラになるので、いまどき余りエコでない。そんな時、思い出したのが、結線しても動かなくて長らく放置されていた AC アダプターの存在。昨日のパソコン整備での接点復活剤の成功体験からして、ひょっとして、もしかして。

そして、もしかしました。見事、復旧です。接点復活剤、えらいな。褒めてつかわす。

ちなみに、このプレイヤー(SONY WMD-DT1)は、1993年か1994年に購入したもの。コイツに先んじて購入した DAT デッキ(SONY DTC-690)はとっくに壊れているので、もはやライブラリを増やす事はできません。純粋に、再生に専念するのみ。

フィルムカメラ同様、気分次第で掘り起こしては動作確認しているようなところもあるのですが、じき30年ですもの。コイツも果たして、いつまで持つことやら。

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