PENTAX K-S2:なりゆき試し撮り(M50mm F1.7 篇)

このところ Planar T* を付けっぱにしていたおかげで 50mm レンズの距離感に馴染み始めたところで、smc M 50mm F1.7 の状態確認と併せて K-S2 の Mモードの使い勝手を試すことにしました。例によって、液晶隠しの一発撮りです(なんかこのスタイルが習慣づいてきたような)。

台風15号前の晴天(ちょっとピンボケ)
PENTAX K-S2 / smc M 50mm F1.7
f4, 1/200, ISO200
帰宅後、どしゃぶり(アンダーすぎ)
PENTAX K-S2 / smc M 50mm F1.7
f4, 1/2000, ISO100
A28mm F2.8 で撮ったのと同じ顔
PENTAX K-S2 / smc M 50mm F1.7
f4, 1/800, ISO100
なかなか広角的な使い方から抜け出せず(WBずれてる?)
PENTAX K-S2 / smc M 50mm F1.7
f5.6, 1/1600, ISO100

Mレンズを使うときに必須となるのが「グリーンボタン」。人差し指をレリーズボタンから少しずらせば届いた K10D に対して、K-S2 では自然に指先が届くのが隣の露出補正ボタンで、それから第1関節ウラに触れているグリーンボタンまで指先をスライドさせる、ような探り方になります。ただ、使いづらい、というレベルではなく、ちょっと指が窮屈かな、といった具合でした。

一方、K10D で内蔵ストロボのオーバーハングで隠れていた絞り環が、K-S2 では真上から確認できて良かったです。トータルでは、K10D よりも K-S2 の方が古いレンズを使いやすい印象。

今回使った M50mm F1.7 は、1985年に中古購入した ME Super にオマケでついてきたレンズ。PENTAX FORUMS の情報によると発売開始は1977年で、後継のAレンズが1984年に登場しているので、31〜39年前のシロモノということになりますねー。A28mm F2.8 同様、フィルムカメラや K10D(いや、*istDS かな) ではちょっと柔らかくて淡白なレンズという印象があったのですが、K-S2 ではそれなりにシャープで色乗りもそこそこイイ感じに処理されている気配があります。私的にはコンダケ写ってくれれば言うことなし!

ただ、いかんせん Planar T* の存在が(笑)。
小型軽量なので、気軽にぶらぶらしたいときに選ばれるのかな、と。

PENTAX K-S2:なりゆき試し撮り(閑話休題)

K-S2 には前回から Carl Zeiss Planar T* 1,4/50 ZK を付けっぱなしにしていて、今日も会社帰りに犬を連れて暮れなずむ公園を彷徨っておりました。

PENTAX K-S2 / Planar T* 1,4/50 ZK
f1.4, 1/15, ISO1600

前々からミニチュアっぽいなと思っていた、この景色

ざっくりと、こんな感じで(笑)
なんとなくザラブ星人が似合いそう

PENTAX K-S2:なりゆき試し撮り(Planar T* 1,4/50 ZK 篇)

日曜日の試し撮りで標準レンズの画角をなんとなーく思い出して来たので、デジタル一眼ではほとんど使う機会のなかった 50mm レンズ、Carl Zeiss Planar T* 1,4/50 ZK を K-S2 に付けての撮影テストに切換えました。カメラの設定も、撮影の主旨も、液晶閉じての一発撮影もこれまで通りです。

チワワの生態を撮るのにイイ画角なのかも
PENTAX K-S2 / Planar T* 1,4/50 ZK
f4, 1/400, ISO100, +0.7EV

以前から使いあぐねていたのが中望遠域。これがズームだったら、広角から寄ってって対象を絞り込むような使い方になるのでさほど気にならないのですが、単焦点だと最初の距離感を計りかねてストレスになるんですよね。そうして、デジタル一眼ではほとんど使わなくなった 50mm レンズ。

露出補正は余計でしたね…
PENTAX K-S2 / Planar T* 1,4/50 ZK
f3.5, 1/100, ISO1600, -0.3EV

かてて加えて、このレンズは昨年の久々の出番で撮影前に落っことしていたので、まぁ、なんというか、今日は色んな意味での「テスト」となりました。結果、問題なさそうだよ、と。本体の質感も、フォーカス時のトルクも、そして描写も心地よいレンズですからね。心底、ほっ。

実景は、暗ぁい夜空に木のシルエット、でした
PENTAX K-S2 / Planar T* 1,4/50 ZK
f1.4, 1/10, ISO1600

K10D からの乗り換えという世代ギャップはあるのかもしれませんが、K-S2 とこのレンズの組合わせで驚いたのは、暗闇での強さ。上と下の写真は完全にカメラ任せ(絞り優先・マルチ測光)で撮影していたので、明るめに振れることは予期していたものの、ここまでシャープに撮れて色ノリが良いとは思うだにしませんでした。

しっかし、夜目が効く組合わせだなぁ
PENTAX K-S2 / Planar T* 1,4/50 ZK
f1.4, 0.3″, ISO1600

また、最後の写真はどうせ手ぶれしているんだろうと思っていたのに、そこそこ普通に撮れてる。シェイクリダクションの機能向上もありうる話だけど、K10D よりも心持ちミラーショックが少ない印象があるので、そこらへんも効いているのかな、と。同じシャッター速度で撮った、K10D + DA21mm リミの組合わせでは、ブレてモヤっとしてましたから。

三脚なしにここまで撮れるなら、学生時代、夜の写真をパチパチ撮っていたクセに、すっかり夜景撮影のコツを忘れきっているこの現状をどうにかせねば。そして、中望遠域を覚えなきゃ(笑)。

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