自作スピーカー3:#3 エンクロージャーの塗装

エンクロージャーの接着剤と裏側に塗り込んだウッドシーラーが完全硬化したところで、各面をヤスリがけ。#120 → #240 → #400 の順に処理しました。最後にブロアーで粉塵を除去。

今回は、サブウーファー制作時にテストしたけど結局使わなかった、和信のポアーステイン「チーク」で染色することにしました(だって、もったいないじゃない)。

染料は原液をそのままハケ塗りしたのですが、なにせ MDF はそもそものところで吸水性が高い上に、表面と切断面でも吸水性(=染色濃度)が違う。さらに、塗った直後と乾燥過程と乾燥後の色味が異なるので、初心者には着色作業中の色のつき具合の判断が難しい。かてて加えて、各面を一斉に塗って写真のように放置しておくと、重力で染料含みの水分が下方へ移動してグラデーションが生じたりしたものだから、なんかもう、好きにおし!な気分になりました。

結局、ポアーステインは3回塗り。1日乾燥させてから、これまた前回の余り物であるアサヒペンの木部用プライマーを塗布。

なお、背面パネルは、染料なし・プライマーのみ塗布。スピーカー台として使うかもしれない板2枚も同様。

そして最後に、またしても前回の残り物である和信の水性ウレタンニス(つや消しクリア)をハケで二度塗り、一部三度塗り。

ただ、サブウーファー塗装用に用意したハケ(50mm)は、今回の小型筐体には太すぎたらしく、どうしても必要以上にニスを多く含んでしまい、あちこちに塗りムラを残してしまいました。試験的に底面の塗りムラを #800 の耐水ペーパーで水研ぎしてみたのですが、キレイに処理できる気配を感じなかったので放置することにしました。なに、1m も離れれば気にならないですからね。

切断面に木工ボンドが染み込んだ角部周辺(ニス塗り後)

ちなみに、今回目止めに使ったアサヒペンの木部用プライマーでは、サンドペーパー(#120〜400)で均した切断面をカバーしきれなかったようで、平面と比べて明らかにウレタンニスが多く染み込みました(塗りムラを生じさせた原因の一つ)。前回の小型スピーカー制作時の印象も合わせると、MDF の(特に切断面の)目止め剤としては、サンデーペイントのサンディングシーラーの方が適当そうです。もっとも、研ぎ工程が追加されるので、何を優先するか次第かもしれませんが。

もひとつちなみに、接着面からあふれた木工用ボンドが染み込んでしまった跡が白く残ったらイヤだなと心配していたのですが、意外に染料が侵食していて、そして意外なくらい地のテキスチャーが生きてました(上の写真)。染色前のプライマーとして意図的にボンドで覆うとなると加減が難しそうですが、まぁ、そんなこともありましたよ、レベルまで。

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