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前段で裁断しておいた部材を木工ボンドで接着して、背面パネルをネジ留めする際の受けとなるフレームを作る。治具がないので、前面パネルと背面パネルで四辺を囲み、開口部に指をかけて握力で密着させました。1点につき20分、左右で40分、少しばかりの精神鍛錬。
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フレームと背面パネルを重ね、同一サイズ、かつ、他のパネルとうまく勘合するように紙ヤスリで調整。
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フレームの四隅にドリルで下穴を開け、背面パネル固定用の鬼目ナット(M4×10mm)を埋め込む。ドリルを手にしたついでに、前面パネルと背面パネルの下穴も開けてしまう。
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底面パネルにも下穴を開け、三脚固定用の爪付Tナット(W1/4)を打ち込む。
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そして、天面・側面・底面と内部フレームを接着。完全硬化後、補強と気密性向上のため内角にウッドシールを塗り込む。
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ついで、2つの筐体に2つの背面パネルを合わせ、相性の良い(修正が少なくてすみそうな)パーツ同士の組み合わせを決める。その上で、筐体にキチンと収まるよう、各背面パネルを紙ヤスリで調整。さらに、背面パネルの四隅に開けておいたネジ通し穴にもズレが生じていたので、リューターや棒やすりを使って調整。
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底面パネルの裏側に突き出ている爪付Tナットのアタマは、ホントは板で埋めてしまいたかったのだけれど、今ある道具では処理が難しい。そこで、まずは三脚ネジが突き当たるよう、マグネット固定用の円形スチール板を強力接着剤で固定してフタをする。さらに、薄いスチール板で妙な反響が生じぬよう MDF の切片を上から被せて爪付きナットごと接着し、最後に MDF 切片と底面パネルの隙間をウッドシールで充填することにしました。
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ウッドシールが完全硬化してから、前面パネルとの接着面が平面になるよう紙ヤスリで均す。また、前面パネルの開口部周辺も紙ヤスリで平滑化。他の面と比べて、背面パネルの剛性が弱いような気がしたので、裏側に MDF 切片を接着しておく。
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してからに。前面パネルを木工ボンドで接着。完全硬化後、前面パネル側の内角にもウッドシールを塗布。