自作サブウーファーの慣らしは道半ばですが、正月早々ホコリを立てるのもなんなので、三十日のうちに自作小型スピーカーともども AV アンプに接続してしまいました。従来の自作スピーカー 2ch 構成から 3.1 ch へのアップグレードです。
このアンプには、A: 3.1ch と B: 2ch の A/B スピーカーグループ分け機能があるので、グループ「A」を構成するスピーカーを正しく設定しておけば「AUTO SURROUND/SYSTEM DIRECT」をオートにするだけで、映像コンテンツ再生時に適切なサラウンド種を選択してくれるんだろうと思いきや、さにあらず。映画ディスクを再生した際に、意に反してセンタースピーカーから音が出ないサラウンドタイプが選択されたので、結局は手動で「ADVANCED SURROUND:ACTION」に設定しました(取説に各種モード/稼働スピーカー対照表がないのが地味に不便)。
改めてブルーレイ再生機で映画鑑賞。写真でフロント左右とセンターのスピーカーが隣接していることからもお分かりの通り、センターを置いたのはポジショニング改善ではなく、フルレンジスピーカーによる人の声の帯域強化。狙い通り、セリフはずいぶん聞きやすくなりました。
また、少しばかり穏やかな設定(Crossover 100Hz, -4dB)にしておいたサブウーファーは「縁の下の力持ち」として頑張ってくれています。せっかく作ったんだから目立たせたい気もするんですけれど、あんまりドンドコズゴーンさせると近所迷惑だから。
続いて CD 再生。従前から DVD-R 録画機を CD プレイヤーとしても利用していて、音楽を聴くのにいちいち映像信号を出して欲しくなかったので、あえて HDMI とは分けて光デジタルで「CD」にも接続していたのですが、こうすると再生開始直後の1秒くらい音が出ないのです(ということに、後から気づきました)。冒頭から間髪入れずに演奏が始まる楽曲では、かなり残念な状態。
DVD-R 録画機には TV アンテナを繋いでおらず、無信号の「外部入力」で待機させていて、その状態から CD 再生を行うとサンプリング周波数の変更(48kHz → 44.1kHz)が生じ、AV アンプ側でも同様の処理中に無音となっているのだろうと推測していました(例のカチカチ音もしてましたし)。
そんな次第で、このタイミングで「CD」の信号入力をデジタル(光)からアナログ(RCA)に変更。冒頭の無音問題、無事解決。
さて、続けて AV アンプの再生モード「PURE DIRECT」で音楽を聴いてみると。サブウーファーに低音を奪われて高音寄りになったフロント左右は、指向性が高まったことと相まって、なんだか爽やかな存在に。
一方、サブウーファーに割り当てられた低音には適度な重厚感が生まれていて、これまた縁の下の力持ちレベルでいい仕事してくれている感じ。ただ、まだ慣らしが不十分なのか、左右2本とサブウーファー間の音のつながりに若干の違和感があるような、ないような…。
まぁ、なんにせよ。違和感あれこれに耳が慣れることも期待しつつ、しばらくこのまま聴いてみますわ。
* PURE DIRECT ではセンタースピーカーから音は出ません。