いささか旧聞になってしまいましたが、正月明けそうそうに解体屋で仕入れたネイキッドのフロントパネルの、その後の話なぞ。
外回りの状態を確認して購入したものの、実は1ヵ所、大きな亀裂が入ってました。
コの字状の1辺が完全に割れ、続く1辺に白化、残り1辺にヒビあり、です。
そこで武藤商事の「プラリシート」とやらで補修することに。
パッケージを開けて出て来たのは、石綿調のガラス繊維入りシートと薬瓶と小さいスポイト。なにやら化学実験が始まりそうな雰囲気で、理系心を鷲掴み(笑)。
まずは接着力を高めるために、処理する面を中性洗剤で脱脂し、乾燥後サンドペーパーで荒らします。
なお。この手の補修キットについてネットで調べているうちに、補修シートは患部断面には何もせず、補修シート自体の強度でもって患部を繋ぎ止めているに過ぎない印象を持ちました。一方で、今回の部品はサイズが大きく、かつ柔軟性のあるABS製で、しかも患部は応力のかかり易そうな中央付近で、かつ振動の大きいネイキッド。これ、硬度だけで大丈夫なんだろうか。パキッと割れたりしないんだろうか。
そんな頭もあって、薬品同士が喧嘩しないことを祈りつつ、保険で割れた断面に多用途型ゴム系瞬間接着剤(セメダイン スーパーX2)を塗り込んでから、プラリシートを貼付けることにしました。
今回はシートをハサミで短冊状にカットしたものを3枚用意し、硬化時間を入れてだいたい30分置きに横縦横と貼付けました。シートに薬品をかけてから患部に貼付け、位置を微調整するまでは、ちょっとした時間との勝負。なので写真を撮る余裕、まったくなし。
完全に硬化してからパネルを持って具合を確認してみると、補修部はかなりガッチリ。明らかに他の部分との強度が異なります。とはいえ、そうやすやすと割れが広がることはないんじゃないかという気配が感じられて、まずは一安心♪
写真は、補修作業から1週間後、車体にパネルを装着したときのもの。断面に塗った接着剤がはみ出ておりました。ま、こんなもん、気にしないもんね。
補修作業から4週間経った現在、これといって問題は生じていません。ほ。