なりゆき試し撮り(smc DA 40mm Limited 篇)

先週のこと。新着だけど中古の PENTAX K-S1smc DA 40mm/F2.8 Limited 片手に、ぶらぶらと試し撮りに出かけました。以下の写真は、いずれも絞り優先(Av)、マルチ測光、露出補正 -0.3EV 固定、その他ごく標準的な設定。プレビューなし、撮影後チェックなし、サッと撮ってパッと移動するパターンにて。

思っていた通り、K-S1 と DA 40mm Ltd. の組み合わせは、とても身軽で良かったです。ただ、ここしばらくスマホでの広角撮影にすっかり慣れてしまっていたので、35mm 換算 60mm という「標準よりちょっと狭い」画角の距離感を掴むのに手間取ったばかりか、そもそものところで一眼レフの撮り方を身体が思い出すまでに時間がかかってしまいました。

さて、このレンズ、スペックからして、昔の smc M 40mm/F2.8 あたりが参照されているのかなと勝手に想像していたのですが、そのせいなのかどうか、フィルム時代から目にしていたような雰囲気の写真がチラホラ紛れてて面白かったです。その点、同じ smc 版でも、smc DA 21mm Ltd. は今っぽい印象がありますね。

もっとも、smc 版リミテッドの販売期間が既に10〜20年前のことですもの。今回中古で買ったレンズが、昔から使い続けているオールドレンズ並みにヤレている可能性も否定できず(笑)。

ともあれ。新たに加わった中古の一眼レフにも中古のレンズにも、実用上なんら問題なし!ということで、まずはめでたしめでたし。あとは、どしどし使いやがれ、と。

smc PENTAX-A ZOOM 35-105mm F3.5

A 35-105mm F3.5 は、Pentax Forums の情報によると生産期間が1984〜1989年、ザックリ30年前の高性能ズーム。*ist D が発売されて中古MFレンズが品薄になっていた2004年頃、つい購入しちゃったレンズです。以来、十数年でマトモに使用したのは、Super-A と *ist Ds と K10D で各1日ほど。いくらなんでもそりゃモッタイナイ話なので、先日フードを買って気分を盛り上げつつ、ここ3回の週末に犬の散歩がてらパチパチ撮影しておりました。

広角端。なんというか、昭和の安ズームな曖昧描写。
昭和の高性能ズームも、やはり歳には勝てぬ様子。
PENTAX K-S2 / smc A 35-105mm F3.5
35mm, f8, 1/250, ISO100, -0.3EV
中域。日陰のぶん曖昧な写りになるかと思いきや。
ゴチャゴチャさせなきゃフツーに使えそう。
PENTAX K-S2 / smc A 35-105mm F3.5
80mm, f5.6, 1/125, ISO200, -0.3EV
望遠端。ピーカン陽気で絞ってみても、
色が浅めで、ややスッキリしない感じ。
PENTAX K-S2 / smc A 35-105mm F3.5
105mm, f8, 1/320, ISO100, -0.3EV
望遠端。いつものシーサーくん。
柔らかさ加減は 平成の安ズームより好ましい。
PENTAX K-S2 / A 35-105mm F3.5
105mm, f8, 1/250, ISO100, -0.3EV

2年前、K10Dで開放近くで屋内撮影した写真が妙に片ボケしていた記憶があったのですが、今回の屋外写真では取り立てて問題ありませんでした。不思議に思って当時の写真を見直してみたら、症状は片ボケではなくハレーション? なんとなくレンズのクモリが原因ぽい感じ。逆光を避けて絞り気味に撮る分には、まだまだ使えそうです。

なお、犬を連れての MF&回転式ズームによる撮影は、かなり気忙しかったです(QSF対応の直進式ズームとかあれば良いのに)。また、APS-C では標準始まりの中望遠という焦点距離は、やっぱ普段使いではチョイスしづらいなぁ。柔らかーくポートレートで使う分には良いのでしょうけどね。

まぁ、気まぐれに、また使ってみるといたしましょう。

なりゆき試し撮り(smc DAL 50-200mm WR 篇)

先週届いた DAL 50-200mm WR を K-S2 につけ、ぶらぶら試し撮りしてきました。

広角端。DA18-55WR 同様
細かい所はザワつき気味。
PENTAX K-S2 / smc DAL 50-200mm F4-5.6 ED WR
50mm, f8, 1/125, ISO100, -0.3EV
中域。少し硬くて淡白だけど、
雰囲気は DA17-70 寄りかな。
PENTAX K-S2 / smc DAL 50-200mm F4-5.6 ED WR
72.5mm, f8, 1/125, ISO100, -0.3EV
望遠端。これだけ寄れれば充分です。
50mm での同じ被写体の例はこちら
PENTAX K-S2 / smc DAL 50-200mm F4-5.6 ED WR
200mm, f8, 1/250, ISO100, -0.3EV

腰を据えてじっくり撮影する気構えがないと、望遠レンズを MF する気には到底なれませんな。よって、本日はギュインギュイン言わせて AF 任せ。ちょっと耳障りだけど、フィルムカメラでワインダーを使っていると思えば、そんなものかと。

キットレンズゆえ、一般的には初めてのカメラで最初に使われる類のレンズでしょうけど、私の場合は一回りして戻って来た感があります。機動性と耐候性と価格の面で、多少ラフに扱うことになっても気にしすぎることのない、悪かない存在だと思いますよ。

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