自作スピーカー:#8 スピーカーユニットの取り付け(後編)

誤って開けたネジ穴にパテを充填してから、スピーカーをぼんやり眺めているうちに、なーんか存在が地味だなぁと感じ始めまして。

ちょっと目引きにウーハー外周部の凸部に色を付けてやろうかと思い立つ。放置期間が長くなり、半ば固形化したタミヤカラーのゴールドリーフをシンナーで溶かして筆でペタペタ。うん。イイ感じ。

再びスピーカーをぼんやり眺めているうちに、今度は中央部が地味だなぁと感じ始めまして。同軸ツイーターのフレームに金属感を与えてやるかとガンメタリックを塗ることにしたのです。ただこのガンメタ、ゴールドリーフ以上に状態が悪くノリが異様に悪くって、筆跡がすげぇ汚い出来になってしまいました。いたずらに考える時間が出来てしまうと、ロクな結果を伴わない典型例ですな…。

翌日、パテが乾燥した頃合いに、ドリルで 2mm のネジ用ガイド穴あけ。

3mm の皿タッピングネジで締め上げて、おしまい♩

斯くして、思い立ってからちょうど1ヶ月で自作スピーカーが完成いたしましたよ、と。
音については、追ってまた

|自作スピーカー:#1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10

自作スピーカー:#7 スピーカーユニットの取り付け(前編)

内部配線の平端子取り付け作業と平行して、スピーカーユニット(Protone VSP-16)の下準備。

なにせドアスピーカーとして数年使い、取り外してから1年間放ったらかにしていたシロモノなので、何は無くともまずは清掃。

濡らしても構わない範囲をアルコールを付けたティッシュで拭き、端子を接点復活スプレーで洗い、紙やすりでサビを擦り落とす。

そしてサビた箇所にはサビキラー塗布。
といったあたり、車から取り外して保管することに決めた時点で済ませておけよ、な、作業ですけれど。

そして、スピーカーユニットをエンクロージャーに取り付ける感動の瞬間を迎えたのですが、コンマ何ミリかの幅違いでプラス端子にケーブルが接続できまっしぇん…。

仕方がないので、ケーブルに取り付けた185型の平端子を剥ぎ取り、手元にあった250型に取り替える。ただそれだとメスが大きくなりすぎて嵌合が緩いので、ペンチを使って良さげな塩梅になるまでメスを潰して対応しました。

そして、ようやく、感動の瞬間。
取り付けには、手元にあった皿タッピングネジ(3x12mm)を使用。バッフルボードには、エンクロージャー組み立て前にドリルで2mmの穴を開けてありました。

だがしかしけれども。2台目で穴位置ズレが発覚。どうやら上下のポンチ打ちの後、左右のポンチを打つ際に当てていたスピーカーを意図せず回してしまった模様。

通常、こんなの作業後の目視確認で一目瞭然なんですけれど、このスピーカーユニットの外周部にはウラから防振用のゴムが貼られていてポンチ穴を直視できなかったんですよね。さりながら、検証不足だったことに変わりありませんが。

新たに開ける穴と誤って開けた穴の位置が近いので、ドリル加工による MDF 材の崩壊を防ぐために古い穴をパテで埋めておくことにする。以前、犬に飲み薬を与える際にもらっていた注入器にパテを詰め、穴の反対側を指先で押さえながらパテ注入。

そして、乾燥まで24時間。
なんだかポカンと手持ち無沙汰な時間が生じてしまう

|自作スピーカー:#1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10

自作スピーカー:#6 内部配線の敷設

内装工事と平行して、内部配線の準備も進めておりました。

スピーカーユニットは使い古した「Protone VSP-16」を再利用するとして、そのほかに新たに用意した電装パーツは以下の面々。

吉本キャビネットの「バナナプラグ対応スピーカーターミナル」、エーモン「#3314 平型端子 メスセット(110型・187型)」、熱帯雨林自生のスピーカーケーブル(16ゲージ、1.3mm2)。

スピーカーケーブルをキャビネットに当て、長さの見当を付けて裁断。

電工ペンチを使ってケーブルに平端子を取り付ける。スピーカーターミナル側はプラスもマイナスも110型、スピーカーユニット側はプラスが187型でマイナスが110型。と、思いきや、VSP-16 のプラス端子は187型よりも僅かに幅広で入らないことが後になって判明する。なぜ、ここで嵌合確認しなかったか、オレ。

エンクロージャーの背面には、スピーカーターミナルの端子用の穴(5mm×2点)とボルト凸部用の穴(5mm×2点)、および、付属の固定用タッピングネジ(たぶん3mm)のガイド穴(2mm×2点)を、電動ドリルを使って空けてありました。エンクロージャーの中から通したケーブルをターミナルに接続。

でもって、タッピングネジでスピーカーターミナルを固定。

この時点で、「なんかスピーカーぽくなってきやがったゾ」と内心ほくそ笑んでいたのですが、続く作業でその笑みが消えたのです。

|自作スピーカー:#1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10

Copyright ©2024 新たまねぎ小屋 All Rights Reserved.