ARGYLLE/アーガイル

「キングスマン」のマシュー・ヴォーン監督による「ロマンシング・ストーン 秘宝の谷」的なナニカ、程度の予備知識で「アーガイル」を観てきました。

確かに冒頭こそ「ロマンシング・ストーン」くさかったのですけれど、どんどん捻りが効いてきて、別方向に進んで行きよりました。一癖ありますが、面白かったです。「キングスマン」や「オースティン・パワーズ」、「アイアン・スカイ」あたりの荒唐無稽さを楽しめる人におすすめ。

近ごろの映画って、設定やらストーリー進行やらがヤケに緻密な作品が多くて、ちょっと気づまりを感じていたのですが、エンタメ作品なら、本作くらい感覚的でもいいじゃんか、と。いや、本作も設定はメタ的だし重層化してるんだけれど、そこを意識しないでも十分楽しめる「緩さ」が良かったのかな。

どちらかというと、私は犬派

BONFORM シートクッション2種

ワゴンR(MH23S)の前席は、軽自動車の割には大柄かつ硬めで、背高めのヒトにとっては座り心地悪くなし。なんだけど、小型軽量なチワワにとっては、シートは凹まないわ、直接アンコに接着されているかのような薄い生地には爪がかからないわで毎度ジタバタ、落ち着き悪し。そんな次第で、お犬様のために座布団を敷くことにしました。

購入したのは、ボンフォームのクッション、メッシュタイプ(5339-43BK)と竹炭入り(5340-43BK)。前席左右で見た目が少々違ったところで気にはしないし、どうせだから比較してみようかな、と敢えて不揃いにしてみた次第。

はじめに、竹炭入りを運転席、メッシュタイプを助手席に装着。犬を助手席に置いてみると、足を滑らせることもなくフツーに収まりました。まずは、よかった。

一方、ヒトはというと。着座姿勢が背を起こし気味で、かつ、シートが硬めなワゴンRでは、竹炭入りだと沈み込み量が少なくて、着座位置と視点が上がる印象あり。座高が高い私は天井が近くなった気がして、なんか落ち着かない。

てことで、クッションの入れ替え。運転席に敷いたメッシュタイプは潰れやすく、厚みを感じさせず良うございました。また、生地の目が細かい竹炭入りでも犬の爪がかりには十分でしたので、これにて一件落着。2種類買っておいて良かったです。

ちなみに、乗り込むときにどうしてもクッションが横にズレがちなのだけれど、メッシュタイプの方が竹炭入りよりも移動量が少ない感じ(ただ縫製モノだけに個体差の方が大きいかも)。運転中のズレは、どちらも気にならないレベルでしたよ、と。

IN HOUSE 置き時計のムーブメント交換

沖縄で結婚式を挙げた同級生から頂戴した引き出物の時計が、ふいに動かなくなりまして。式から14年が経ちましたから、まぁ、よく頑張った、とは言えますね。

動かなくなったムーブメントには「SKP NO(0) JEWEL JAPAN QUARTZ」の刻印。調べたところ、日本のセイコータイムクリエーション社製で、現在でも、誠時という会社が扱っているらしい。どうせなので、交換修理してみることにしました。

ネットに掲載されていた製品仕様を参考に、現物の主要部位をノギスで計測して類似品を探索。置き時計に秒針がなかったこともあり、カチコチ音のしないスイープタイプの「SP-350」を通販で購入しました。

表裏の比較。どちらも左がオリジナル、右がSP-350

現物が届いたので比較。見事にそっくりさん。単純なリプレイスが期待できそうな雰囲気ぷんぷん。よくよく見ると、分針用の軸のスリーブの高さが違ってたのだけれど、パツンと切断するだけで済みそう。

何事もなく、ムーブメントをクルクル回して文字盤ウラに設置完了。

だがしかし。時針が入らない。ノギスで測ってみたら、時針の穴径が 5.0mm であるのに対し、SP-350 の軸径は 5.5mm。なんだ、その嫌がらせ。

SP-350 を文字盤から外してフタを取り、分解したオリジナルと中身を比較。なんとなく、軸部以外の部品は共通っぽい気がする。で、あれば、だ。部品を移植してやろうでないの。

アナログ式の時計は、部品が込み入っているから、作業メモと記録写真が大事。

移植パーツは、時針用と分針用の軸2点。上がオリジナル、下が SP-350。

そして組み直して電池を入れてみれば… 無事、作動(ほっ)
電池を抜いて、再びムーブメントを文字盤に据え付ける。

6時ちょうどを真っ直ぐ指すよう、時針と分針をセット。
そして、電池を入れてみれば… 無事、作動(改めて、ほっ)

文字盤とガラスを清掃し、組み立て、作業完了。今回の部品移植が計時精度に影響するかどうかは分からないけれど、だからと言って他にできることがあるわけでなし。しばらく様子をみておきます*。

*その後3日間でのズレは1分未満。問題なし、です。

しっかし。腕時計の新調からの、G-SHOCK の分解電池交換からの、置き時計の修理、ね。気分はもう、エセ時計屋!な1週間でありました。

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