観に行くタイミングを逸し続けていた「ブレードランナー2049」をようやく観てきました。
ネタバレ地雷が散乱している映画なのでコメントするのが難しいですが、1作目を(そして数々のエディションを)リアルタイムで鑑賞してきた世代としては、十分に楽しめました。てことはつまり、初見ではツライのかも。少なくとも、前作のロイたちにキッチリ感情移入してからじゃないと、ね。
最近のSF映画にしては珍しくカットが長くて尺まで長かったということもあるのですけれど、続編映画を観ているというより、よく出来たRPGで「その後の世界」を彷徨っているかのような没入感がありました。リドリー・スコットのセンスとは明らかに別物だのに、上手いこと構築しやがったなヴィルヌーブ、です。
そうそう、私ゃ事前に渡辺信一郎のショートアニメ「ブラックアウト 2022」を観てました。背景事情を踏まえられたおかげで本編をより「簡単に」楽しめたメリットはありましたが、1作目を何度も楽しんだ人たちにとっては、いずれメディア販売されたときの「特典」で鑑賞した方が、本編を繰り返し楽しめるメリットが大きいとは思います。痛し痒しですな(笑)。