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偶然の産物とは決別して、結局モニタ台の上に置かれることになりそうな Mac mini (2024)。であればということで、本体ウラの電源ボタンまで指を滑り込ませるために必要な嵩上げ量を、3mm 厚のフェルト製コースターを用いて探る。結果、6mm あれば指先が入らなくもなく、9mm もあれば余裕な感じ。
9mm といえば、つい最近の小型スピーカー製作でも使用した MDF の厚みじゃない。そういや、手元にある、4年前に自作スピーカー初号機の足場用に裁断した MDF の端材も、同じ厚さでしたな。この際、作りますか。
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Mac mini (2024) 本体の接地面が直径約 100mm の円形状であるのに対し、手元にある 9mm 厚 MDF の余り板は短辺 96mm の長方形。そこで、まずはカッターで1辺 96mm の正方形に裁断し、さらに四隅を切り落として正八角形に加工。それから #100 紙ヤスリで整形し、中目のドレッサーで研磨。
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塗装には、直近のスピーカー製作でも使いきれなかった、アサヒペンの木部用プライマー、和信のポアーステイン(チーク)と水性ウレタンニス(つや消しクリア)を使用。今回使用した MDF の板は、オーディオ機器の足場や小物製作時の下敷きとして使われてきたので、表面が荒れてるわ焦げてるわアレコレ付着してるわ、なのですが「それも味じゃわい」で済ませてしまいました。結果、木製品というよりは革製品みたいな風合いに。
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そして今しがた。表面のウレタンニスがほぼ乾燥したので、サイズ確認までに mini に重ねてみました。電源ボタンは左奥下部にあるのですが、板の角を落とした範囲に収まり干渉はなさそう。ので、台座としてオッケーかな。
水性塗料による水分を含みやすい MDF への全面塗装ですから、念のため、いましばらく乾燥させてから配備するといたしましょう。