窓のウェザー・ストリップを交換しているときに見つけてしまった、後席左ドア内側の引き手の中の腐りきったネジ。ドアトリムを固定しているネジでもありますから、コレが外れなくなると、例えばパワーウィンドウの修理が必要なときに困ってしまうイヤなネジ。
ネジ山を崩さない様、潤滑剤にしばらく浸してからゆっくりトルクをかけて外しました。これほどひどくないとはいえ、他のドアのネジも同傾向。
沖縄で車内を密閉して駐車していると熱と湿気がこもって非常に不快なうえにカビが錬成されやすいので、私は普段から全ての窓をうっすらと開けています。こうしておくと車内を乾燥させやすい反面、風雨が強いときなどは水が入り込みやすくもある諸刃の剣。このネジは窓にほど近い水が溜まりやすい箇所にあるだけに、錆びて当然といえば当然、ではありますかね。
たかがネジに純正品を発注するのもアホらしく思えたので、近所のDIY屋さんで現物合わせで似た様なネジを探しました。
選んだのは、錆びにくいステンレス製のナベ頭のタッピングネジ(φ5×12mm)。ただし、純正品の頭は直径10mmくらいなのに対し、市販のネジは8mmくらいしかなかったので、その穴埋めにφ4×10mmのゴムワッシャーも一緒に買いました。小さな径のワッシャーにしたのは、φ5mm用だと外周径が12mmと大きくなり引き手の凹部に入りきるか微妙だったのと、溝の広いタッピングネジならゴムの1mm分くらい問題あるまい、という判断から。
組んでみたところ。
無理なくピッタリ。
固定したところ。
ゴムワッシャーが潰れ、上手い具合に引き手の凹部を埋めるように収まりました。目立たなく黒く塗られた純正部品に比べると如何にも自己主張が強いですが、普段目に入るところでもなし(だからサビの進行を許していたわけですが!)固定できれば十分です。気になるようなら、タッチペンで黒く塗りつぶせば良いだけですし(まずやんない)。
ああそうだ。
後で防水スプレーはかけておこうかな。