先週末、大学に残っている同級生がヨシノボリのサンプル採集に行くというので、ロケハン仕事がてら手伝ってきました。
ヨシノボリはハゼ科の淡水魚。よって、採集はヤンバルを流れる小川にて。大学卒業時に、研究室で飼育していたヤツらを戻しに行って以来だから、このフィールドを訪れるのも実に何年振りかしらん(笑)。
学生当時、ザトウクジラの生態&個体識別調査に参加しつつも卒論対象としては厄介なネタだった上、クジラの研究者になること自体にモチベーションが下がっていたときに、研究室の教授から「それならヨシノボリをやりなさい」と薦められた生物でした。よって、大学卒業を世話してくれた愛いヤツ♪でもあります。
せっかくだから、雌雄2対を自宅で飼うことにしました。ギリギリ繁殖期なので、体色が鮮やか。
ハゼの仲間ゆえに、底性。かつ、目が正面よりについてるので、覗き込むと「ナニ?」という感じで視線が合います(笑)。
そんな愛嬌あるヨシノボリなのですが、メス1匹がジャイコ化してしまい、狭い水槽の中で他の連中を追いかけ回しているのが悩みのタネ。そのうちトレードしてくるかなぁ。ま、いろいろ条件を整えながら、ゆくゆくは繁殖までこぎつけてやろうと企んでいるところでありまする。