愛煙家たる私御用達の銘柄は「キャメル・マイルド」。
喫煙しはじめるタイミングなんて、その時その人が置かれた状況次第だと思いますが、私の場合はたまたま成人になった大学2年のときからの、品行方正な付き合いになります。パッケージ・デザインと、それから想起されるイメージと実際の味覚が私好みで一致した、これっきゃない銘柄でした。その後、国産になった頃からパッケージがダサくなったうえに味まで変わってしまいましたが、他に変えようと思うほどの銘柄がある訳でもなく、なし崩し的に継承しています。
さて、このタバコ、沖縄の学生時代に過ごした地域や東京の実家界隈では割と普通に見かける銘柄だったのですが、数年前にキャメル・メンソールが発売されてからというもの、店頭の陳列棚や自販機から押し出されて姿を見いだすのが難しくなりつつあります。成田空港のデューティーフリーショップからも消え失せてしまったし、悲しいというか、面倒な限り。
当然のごとく、いま沖縄で住んでいる地域のコンビニにもナシ。そこで、店にお願いして特別に仕入れてもらい、バラ売りしてもらえるようにしました。当初は各種カートンをストックしてある戸棚からいちいち引き出してもらっていたのですが、私の購入頻度が高いからでしょうかね、いつの間にか番号つきで商品棚に陳列されるようになりました。わはは。
ということで、近隣のキャメル・マイルド愛好家の皆さん。さいきんCoco!にコレが置かれるようになったのは、きっと私の汚れゆく肺のおかげです。手向けに1本吸ってやってください。・・・でも1店舗にしかお願いしてないのに、近所の別店舗にも置かれていたんですよね。他にも同志が居るのかしら??
そういえば。先月、引越直前に泊まったホテルのレストランでのこと。20代のウェイトレスから「あー私と同じ銘柄吸ってる!」と叫ばれて、お・愛いヤツ♪と思ったとたん「周りから、おっさんくさいって言われるんですよね・・・」。あーそーですか。同じ銘柄吸ってて悪かったね。私ら世代だと、おっさんタバコと言えば「ホープ」「ピース」「峰」で決まりなんだけどなー。時は移ろうものなのですね。