巣籠もり音楽

数年前、キャッシュレス・ポイント還元事業のおかげで、それまで以上に通販サイトに出入りするようになっていた頃、なんとなく買ったのが、USA for AFRICA の DVD。

We Are The World 30周年記念盤

80年代当時は、画面に出てくる人がみんなカッコいいアーティストに見えていたのだけれど、それから40年近く経過して見直してみれば、ワチャワチャ騒ぐチャラい兄さん姉さんを束ねたクインシー・ジョーンズ、あんた偉いよ流石だよ、なんて管理者視点で面白かったです。

もはや孫娘と祖父たち世代の最新アルバム3点。
テイラー・スウィフトは、過去作も振り返り購入。
ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの新作は前作から19年ぶり、私ゃ29年ぶり。
ジェームス・テイラーに至っては、年が経ち過ぎて顔が分からなかった…。

で。それが契機になって、参加者達の 60〜70 年代遡りと最新アルバム探しが習慣づいてしまい、その後コロナ禍に入り巣籠もり&通販暮らしがデフォルトになった頃には、アルバム解説等からの参照買い(例を後述)にまで発展。結果、これまでの人生の中で、最も音楽アルバムの購入頻度が高いシーズンを迎えておりました。

本日届いた ELO アルバム5点セット
「Discovery」と「TIME」は、昔LPレコードを所有してました

◎巣籠もり中の参照買い例

ジェフ・リン
├エレクトリック・ライト・オーケストラ(新旧)
├トム・ペティ(ソロとバンドの各ラストアルバム)
⎿ジョージ・ハリスン(追悼ライブほか)→ポール・マッカートニー(初)→ビートルズ(初)→(英国ロック繋がり)デビッド・ボウイ(“Ziggy Stardust”

ボブ・ディラン
⎿(フォーク・ロック繋がり)ジェームス・テイラー→キャロル・キング(初)→荒井由美(初)

ホール&オーツ
├ダリル・ホール(“Before After”
├ジョン・オーツ(初:“Arkansas”
⎿トレイン(初:“Drops Of Jupiter”, “Save Me, San Francisco”

ブライアン・アダムス
⎿エド・シーラン(初)→テイラー・スウィフト(初)、ジョン・メイヤー(初)

佐野元春
├(影響あったかも繋がり)スタイル・カウンシル(初:“Café Bleu”
├「ナイアガラ・トライアングル vol.2」→山下達郎→竹内まりや(初)
├「時代遅れのRock’n’Roll Band」→桑田佳祐、カーリング・シトーンズ(初)
⎿冨田ラボ(初)→ラムゼイ・ルイス(初)→アース・ウィンド&ファイヤー→(ディスコ繋がり)ビージーズ(初)

渡辺貞夫
├セルジオ・メンデス(初:“Brasileiro”, “Timeless”
⎿ボブ・ジェームス→デビッド・サンボーン(初)、アール・クルー→ジョージ・ベンソン(初)

※(初):初めてアルバム単位で聴いたアーティスト

昨年発売されたブライアン・アダムスと佐野元春の新譜は、どちらもイイ感じ

もう、せっかく断煙したというのに、浮いたはずのタバコ代がアルバム代(と電子書籍代)に化けてるよ…。サブスクが性に合わない人は、ツライね。

でもまぁ、コロナ禍の緩やかなクロージングと共に、アルバム購入の熱も峠を越しそうかな。そんな気がします。ほんとかな。

さて。話題は変わりますが…

以前ブログに記した、作業用 BGM 再生マシンとして活躍中の Aurex CDラジオ TY-AN2 ですが、試しにヘッドホンで CD を聴いてみたら、同じ東芝製のポータブル CD プレイヤー TY-P3 よりも断然音が良かったです。一応、追加報告まで。

Best of Bond… James Bond

なんか無性に 007 の主題歌集が聴きたくなったので、2008年発売の50周年記念盤「Best of Bond… James Bond」を iTunes でポチりました。

考えてみりゃ、むかしむかし、友&愛か図書館で借りたCDだったかレコードだったかをダビングしたカセットがあったはずなんだけど、デジタル化しそこなっていたのですね。確かあのテープには、デュラン・デュランの「A View to a Kill(美しき獲物たち)」までが入っていたような…。って、どんだけ昔だよ!とセルフ突っ込みしながら調べてみたら、30周年記念盤だったんですって、アレ。

にしても。初めて劇場で見た007が「私を愛したスパイ」で印象深かったからかもしれないけれど、カーリー・サイモンの「Nobody Does It Better」はイイなぁシミルなぁ。ジョン・バリーのインスト「007(ロシアより愛をこめて)」は、今聴くとゼロゼロ初号機が活躍しそうで、妙なツボに入るなぁ。

ともあれ。アクション映画の音楽集ゆえテンション・アゲ系の曲が多いおかげで、仕事が捗りそうです。

朽ちたスピーカーを買い替える。

春先、スピーカーの外回りを布巾でフキフキしていたときに、気まぐれにサランネットを外してみたのです。したら、ウーファー外周部がボロッボロ…、その周辺には白いポツポツが大量に…。

どうも、カビに有機物が吸い取られてカピカピに干涸び、朽ちてしまったご様子。経年劣化もあるのだろうけど、特にここ8年半は海チカでしたから、環境要因も大きいのだろうなぁ…。

ユニット構成を入れ替えながらも、90年代半ばから ONKYO INTEC 205 シリーズを使い続けてきた私。朽ちたのは、初期ラインアップで単品販売されていた D-102Aでした。さいきんステレオで音楽を流す頻度が下がっていたし、集合住宅だから音量も控えめにしていたし、そして恐らくはカビによる浸食が徐々に進行していたということもあるのでしょう。ちっとも異変に気づきませんでした!

ということで、スピーカーを買い替えることに。東京に居たときなら、ヨドバシなり秋葉原なりで店頭試聴してから決めていたでしょうけれど、沖縄の家電量販店にはそんな環境がない。かといって街ナカのオーディオショップ(まだ数件生き残ってる)は、専門化がどんどん進んで高額商品しか扱っていなさそうな気がする。よって、不本意ながら通販することにしました。

そうなるとね。私の場合、もう20何年も耳にしていた ONKYO 製品でリプレイスするのが妥当。選ぶ楽しみが限定される反面、音の好みの面でハズレが少ないでしょうから。そこで選んだのが、ネット上で評判が良く、そして都合良く型落ちして安く売られていた D-112EXT でした。

時代も思想も大きく隔たりのある D-112EXT と D-102A ですが、ラインアップの中では同じようなポジション。スタンダードより、ちょっとイイ、みたいな。

仕様を比べてみると…
D-102A: 50Hz~35kHz/Max 80W/6Ω/89dB/w184xh298xd237mm/5.2kg
D-112EXT: 60Hz~100kHz/Max 80W/6Ω/84dB/w162×h267×d271mm/4.8kg

再生周波数帯域がずいぶん上まで伸びてますね。ハイレゾ対応を唱うのも大変だ(笑)。使用頻度を考えると存在感が軽い方が望ましい私にしてみれば、ほんの少しでも小型化されている点が◎。

現在使っているメインユニットは、ONKYO CR-N755。D-112EXT とは同世代で、しかもセット品としても販売されていたくらいなので、相性の心配はナシ。

で、その音は、といえば。過去に使っていた ONKYO のスピーカー(2セット)は、ややメリハリに欠けるけど中音域のツヤが嬉しいような印象を持っていたのですが、今回のは割と音圧の高いズンドコ系に寄ってるような気がします。小型ウーファーで足りない低音域をバスレフでゴッソリ稼いでいるのでしょう。今風の音、とも言えるんでしょうかね。とはいえ、米国ブランド品ほどドコドコしてはいないですし、リーズナブルな価格含め、全体的なバランスとしては良いんじゃないかと。なんて、破れたコーンに気づかなかった私の耳をしての感想ですけど(笑)。

しっかし、これで INTEC 205 関連モデルが手元から完全に消え失せました。 長きに渡りご苦労!であります。

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