YAMAHA CD-S303

視聴覚コーナーの AV アンプに自作サブウーファーを追加してから2ヶ月。スピーカー自身やそれを聴く耳も馴染んできて、映画だけではなく音楽再生時の低音にも程良い重厚感が出てまいりました。この区画での音楽再生は CD オンリーで、古い DVD-R 録画機で回していたのですが、音の出口が良くなってくると、入口まで改善したくなってきても仕方のないこと。そう、仕方のないことなのです。

そこで購入したのが、YAMAHA のエントリークラスの CD 再生機 CD-S303。USB メモリ再生機能は不要だし、それなら同価格帯で標準ヘッドフォン端子付きの ONKYO C-7030 がいいかなとも思ったのですが、サイズ(高さ)と初ヤマハ機への好奇心で決めました。

せっかくなので、DAC ヘッドフォンアンプ FX-AUDIO- DAC-X6J を持ち出して、新旧 CD 再生機の聴き比べ。CD-S303 は同軸、Pioneer DVR-RT700D は光でデジタル接続、CD は手近にあったブライアン・アダムス「So Happy It Hurts」。

改めて単体で聴いてみると、DVR-RT700D は思っていたより高音寄りでフラット、爽やかな感じ。対して CD-S303 は、低音から高音まで均等に抑揚の効いた、力強い感じ。ヤマハってスタジオ機材を作っているくらいだから、モニター出しのような偏りのないフラット&クールな音を予想していたのですけれど、押しの強い音が出てきて意外でした。

では、この音は嫌いか?と問われれば、これもまた善し、であります。だって、聴いててフツーに楽しい気持ちになれましたもの。

してからに、しかるべき場所に設置。AV アンプ Pioneer VSX-S510 とは幅が同寸、背が 2mm 高いだけなので、重ねたときのバランスが非常によろしい。ただ、ステンレスパネルの CD-S303 に対し、VSX-S510 の前面パネルは銀色塗装のプラスチックなので、隣接すると質感の違いが目立つのだけれど、ま、そのうち見慣れるでしょ。

加えて、CD 再生機の背が低くなったおかげで、ブルーレイ再生機 SONY BDP-S1500 の置き場所を、振動の多いセンタースピーカー(写真上部のオレンジ色2基)天面から、CD 再生機上に移せたこともヨカッタです。

ちなみに、AV アンプとは、アナログ RCA と同軸デジタルの2経路で接続しました。ハナから DA 変換は CD 再生機側に任せるつもりでいたのでアナログ接続だけで良かったんですけれど、デジタル線を繋いでいないと、AV アンプの LED 表示が「デジタルが繋がってないぜ点滅」し続けて、実に鬱陶しいのです。

さて。設置作業が落ち着いたところで、CD 再生。今度は、渡辺貞夫「My Dear Life -50th Anniversary Collection」を聴いてみる。やっぱり、従来機と比べて低音から音が明瞭で、サブウーファーの活躍の場が良い具合に広がりました。私的に大好きな「オレンジ・エキスプレス」なんかもう、リズム隊がチャカポコ元気で嬉しくなってしまいましたよ、と。

結論といたしましては。うん、いい選択をしたかな、です。

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