DAIHATSU NAKED:リモコン・キーの電池交換

中古で買ったダイハツ・ネイキッド(H12)のキーレスエントリー・キーの電池交換をしたので、手順を写真掲載しておきます。まずは状況から。

9月中旬に納車したときからカギの調子が悪くって、ボタン操作によるドアロックの旋錠・解錠ができたりできなかったりといった症状が続いていました。たぶん電池側の問題であろうとは踏んでいたのですが、部屋でしばらく放っておくと機能せず、運転直後だと機能する傾向にあったので、ひょっとしたら車両からの充電式なのかなー、だったらディーラー対応かなーと面倒くさがって放置していました。

そのうち増々症状が酷くなってきたので、初めてちゃんと調べてみたら、市販のボタン電池であることが判明。それならば、ということで早速自分で交換することにしました。

※以下の掲載内容は私のクルマの事例であって、年式やグレードによって構造や電池の種類が異なる可能性があります。作業にあたっては各自の判断&責任にて!

必要な工具は、プラスの精密ドライバーのみ。写真の矢印の先にあるちっこいネジを外します。外す時も締める時も、山をなめたり落として無くしたりしないよう、ご注意を。

ネジが外れたら、紛失しないように確保。続いてカギのプラ蓋外し。最初、側面の接合線から指の爪を使ってバラそうとしたのですが巧くいかず、試みに机の上でトントンと叩いているうちにパカッ!と割れて部品がバラバラっと落ちました。幸い部品数の少ない簡単な構造だったので、元の位置が分からなくなるようなことはありませんでしたが、ほんの少し、心臓にわる!

電池ブロックのテープをゆっくりと剥がして電池の向きを確認。私の場合、この状態で電池の型番「CR1216」を確認し、テープの接着面が乾かないように元に戻してから電池を買いに行きました。近所のDeoDeoで220円也。

電池を買ってきたら再びテープをめくって電池交換。写真だと左下の方に電池の+側接点を兼ねたツメがあるので、変形させないように注意。電池交換が終わったらテープを元に戻して再密着。ひしゃげたサクランボのようなボタン部品を本体の穴に合わせて載せ、その上からボタン接点を下(電池側を上)にして電池ブロックをハメコミ、フタをしてネジ留めしたら、作業完了。 ちゃんと機能するか、実地確認いたしませう。

私のカギは内部がずいぶん汚れていたので、組み立て前にダッシュボード用の洗浄ツヤ出し剤を少量つけたティッシュでキレイキレイしてあげました。たった220円でストレスフリー。コストパフォーマンス高いなぁ(笑)。

DAIHATSU NAKED

2009年9月中旬の沖縄移住にあたり、8月末に部屋探しをしながら購入したクルマが「ダイハツ・ネイキッド」でした。

当初は「ゲタ代わりのクルマ」という認識で「値段の割に状態の良いマニュアル操作の不人気車」を探していました。基本、沖縄は全国から中古車が吹き溜まってくるお国柄。程度の善し悪しによる価格ギャップが大きいので、ゲタ代わりレベルの価格帯だと不人気車でないと程度に信がおけないのですわ。ちなみに当時の候補は以下の通り。軽自動車よりはリッターカーに関心を寄せていました。

1) ダイハツ・ストーリア(H14、1000cc、5MT、6万km) 32万円
2) ダイハツ・ミラジーノ(H14、660cc、5MT、7万km) 35万円
3) マツダ・デミオ(H9、1300cc、5MT、12万km) 25万円

最初に見に行ったのがミラジーノ。エンジンの調子もよさそうでキレイでしたが、座高高めの身長178cmでは中が狭すぎ・・・。最近の軽自動車なら、もっと広いだろうと期待していただけに、がっくし。たまたまその店にあったのが、ネイキッド。前期型FFと後期型4WDの2台が並んでいました。試しに価格の安い前期型に乗ってみたら、なんだこりゃ。広いではありませんか! 店員さんに「他店の候補を覗いてみてから興味があったらまた来るね〜」と声かけて、ストーリアを見に行ったら、これまた狭い・・・。ジーノよりマシだけど、ネイキッドとは比べ物にならん・・・。と、いうことで、翌日ネイキッドを再調査!

選んだネイキッドは前日の前期型(NA/FF/5MT、恐らくGパッケージ)で、H12年式/12万km/軽度の修理歴ありという使い込まれた代物。タイミングベルトは7万km時点で交換済み。これに腹側のアンダーコート(錆び止め処理)をサービスしてもらい、整備料も車検代も自賠責も手数料も消費税も全部込みで35万円。年式と走行距離を考えると割高なような気もしましたが、自分好みのクルマですし、チェックした自分の感覚を信じて、手付けを支払いました。

ちなみに、この時点では部屋の本契約はまだだったのですが、ひとまず整備だけ先行してもらい、移住後に住民登録を済ませてから早々に登録手続きを進めてもらうことにしました(沖縄県では今のところ那覇市を除いて軽自動車の車庫証明は不要です)。納車までは代車を貸してくれるというので、それはそれで有り難く!

さて。そのネイキッド。車体色は「モスグリーン」と書かれていましたが、どうみてもタミヤのプラモデルでおなじみ、オリーブドラブでしょう。米陸軍標準色ですな。デザイン自体がミリタリーちっくなので、この車体色でこのサイズだと、ほんとプラモみたいな愛嬌があります(ただ、この色は泥汚れが目立つのが難点)。

その車体に合わせたかごとくゴツゴツとしたブロックパターンのタイヤもなかなかキャラにあってるなー、と呑気に思っていたのですが、後日よくよく見たら、スタッドレスでやんの。どこの雪道を走ってきたクルマだか。てか、沖縄でコレって無理あるっしょ・・・。まぁ、走れるからいいや。ゲタ代わりだし。減ったら換えよう。
※以下はそんなタイヤを履いた状態で沖縄の道を走ったレポートですので、ご注意を。

室内は広いです。その広さも、適度な感じ。ファンカーゴのような「このあり余る頭上空間をどう使えというのだ!」という気持ち悪さがありません。後部座席もちゃんと大人2人が座れて荷物も詰める、すごく実用的なクルマです。さらに前期型ならではの特長で、後部座席がまるっと脱着可能です。その事実は知っていたものの、店でダブルフォールディングのつもり(以前乗っていたパルサーGTI/5Doorがそうだった)でシートを畳んだら、勢い余って座席がゴロンと落ちたので怯んでしまいました(そのあとスゲー!と爆笑)。底面も固いゴムシートで覆われているので、水濡れ必至の荷物抱えたダイビング行にピッタリ!って感じです。

エンジンも快調。メーター読みでアイドリングで750rpm、エアコンつけて850rpmくらいでしょうか。アイドル中は車体全体が震え、ほとんどトラックのようで笑えます(ネット上のユーザの声を読む限り、これはネイキッド全般の現象らしく、個人的には演出のひとつと捉えています)。3速くらいまででしたら、2000rpmも回っていればそれなりに走れます。私は2速発進を多用するズボラな人なのですが、これといって操作に気を払わずともフツーに発車できています。カローラFXに乗っていたときは、さらに1段飛ばし(1→3→5とか2→4→5)でズボラしてたのですが、さすがにそこまでする気になるほどトルクはありません。ミッションが少し入りづらいから試そうとしていない、という理由もありますけどね。

私の場合、概ね3000〜4000rpmが常用の回転域です。気持ちよいのが3速の3800〜5000rpmあたり。ヒュイーン♪といい音を鳴らして加速して行きます。ホンダやスズキといったバイクも作っているメーカーならいざしらず、ダイハツでしょ?と高をくくっていたところに、予想外に良く回るエンジンで嬉しい誤算。レッドゾーンは8000〜10000rpmですが、いまのところ7000rpmまでしか回していません。何せ使い込まれたクルマなのでお手柔らかに!ですし、なおかつあんまり速度が上がるとフロントの接地感が薄れてちょとイヤな感じがあるので。

ちょっとした峠道では、足回りが弱いというか、ロールが大きいというか、やや不快なヨレ方をします。ステアを切る→ロールする→向きが変わる、といった段階が明瞭すぎるのです。ジムニー360もシーソーみたいなクルマでしたが、こちらはなんというか、船みたいな、滑らかかつ大らかなロールで、車体の動きに連続性があったので不快さは感じられなかったのですね。これまた気分的な話かもしれませんが、ロールが大きい上にタイヤが小さい分、急にコテッといきそうな不安感があります。それが不快感を助長しているのやもしれません。

ステアリングはそれなりに重みのある、個人的に好感の持てる範疇です(カローラFXやファンカーゴは軽すぎて気持ち悪かった)。反面、路面からステアリングへのフィードバックがスポンジでも挟まっているんじゃないかと思うくらい皆無。ロールの気持ち悪さ含め、あまり曲げて楽しいクルマではありません。もっとも前述の通り、亜熱帯地域でスタッドレスタイヤを履いて走っているものですから、タイヤ交換で大いに改善される可能性は秘めていると思いますけどね。

燃費については、500kmちょい走った2回目の満タン時で18.4km/L。バイク並みに素晴らしい♪ なにせ昔乗っていたSUZUKI GSX750SIII(3型KATANA)が概ね17km/Lでしたから、ね。さらに比較でいうと昔沖縄で乗っていたマークIIやジムニーは、いずれも8km/L前後でした(とほほ)。なお、ネイキッドのタンク容量は40Lですから、700km以上、無給油で走れるということになりますな。これなら鹿児島まで自走して行けるぞ! ・・・ちなみに私の運転は決して滑らかではありませんが、速度調整で余り細かくブレーキを踏まずにエンジンブレーキを多用する人なので、アクセルオフ時に燃料カットするEFI(電子燃料噴射装置)とは相性が良いのかもしれません。

結論としては、男好きするデザインでマニュアルシフトの似合うクルマだけど、攻めるクルマでもなけりゃスピードを出すクルマでもないよ、と。常用速度の範疇で気持ちよいフィーリングとキャラを楽しむクルマですね。スニーカー代わり、というには無骨だから、文字通り、ゲタ代わり(笑)。総じて、お気に入りの1台♪

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