60cm海水魚水槽 大掃除:#3 水槽内をセットアップする。

水槽のセットアップから5日後、一昨日のこと。
外付フィルターのドレン管とヒーターカバー、水温計をプラ容器に入れ、石灰藻にまみれた面を下にしてサンポールを撒く(換気注意!)。1時間くらい原液に漬け込んだあと、機材が沈む程度まで水道水を足して半日放置。

その後、グズグズに崩れかけた石灰藻をスクレーパーで剥がし、中性洗剤をつけた粗めのスポンジで洗浄。

カバー同様、ヒーター本体も石灰藻まみれになっていたのだけれど、さすがに電気製品をドボンと酸を漬ける気にはなれなかったので、吸盤とケーブルに対し、筆塗りサンポール&スポンジ洗浄で局所対応いたしましたよ、と。

そして、次の日曜日、つまり今日、今さっき。
水槽内にドレン管とヒーターを設置。光合成を要するイソギンチャクがいなくなったこともあり、また、いらん藻類の繁茂抑制の思惑もあって、照明タイマーを従来から1時間短縮(従来:9:30〜15:00、現在:10:00〜14:30)し、動作を確認。

再立ち上げから1週間しか経っていないのだけれど、水槽の匂いやスキマー排水の状態からして、残る段取りを早めに進められそうな気配。まずはマガキガイを放牧して様子を観察することにいたしましたよ、と。

次は、ライブロック設置の話

60cm海水魚水槽 大掃除:#2 水槽をセットアップする。

先週日曜、水槽のガラス掃除を終えた頃には夜も更けてきたので、間髪入れずセットアップに進みました。

底面の目隠しとしてガラス3面にゴムシートを這わせたのち、底面フィルター用の網を敷き、外部フィルター用のろ材で隙間を埋める。

その上に1層目の砂を積んでいく。

2年前のリブートの際に使用した硝化菌の残りを発掘。砂の上まで浸るくらい海水を入れたのち、底面フィルターの網の下に硝化菌を注入し、砂で覆い尽くしてみる。

目隠しのゴムシートの少し下くらい、だいたい全量の 1/3 くらいの砂を撒いたあたりで鉢植え用の底面ネットを敷く。そして2層目、残りの砂を撒いていく。ここらへんの構成は、10年前から余り変わってません。てかまぁ、部材を使いまわしている限り、変えようもないのですが…。

そして人工海水を満たし、パワーヘッドとスキマーを設置。様々なヨカラヌ物質やら、死屍累々の有象無象やらが濃密に漂っていることは想像に難くないので、この時点では外部フィルターは取り付けず、強めにかけたスキマーでアク抜きしながら、水が落ち着くのを待つことに。

翌日、意外なくらい、水が透き通る。さらには気になる臭気もなかったので、早々に外部フィルターを取り付けることにしました。いや、床に外部フィルターを仮置きしている間に、犬のイタズラでホースが外れて海水を撒き散らしそうで怖かった、という背景事情もあったんですけどね(笑)。

しかし。2年前の作業時は、ソコソコの日数が経過するまで水槽から下水臭がしていたのですけれど、今回は全くそんなことはありませんでした。前回の砂洗浄は「水道水でシッカリ」していたのに対し、今回は「新鮮な人工海水でザックリ」洗ってましたからね。おそらく、魑魅魍魎の生存率が段違いなんじゃないかと思われる次第。どちらが理想的かと問われれば、部材を使い回してる時点で、理想から遠いわぇ。

続いて、水槽内の下準備

60cm海水魚水槽 大掃除:#1 水槽を空にする。

2020年8月に仕切り直した60cm海水魚水槽。その後、取り立てて不具合もなく推移していたのですけれど…

2021年7月10日
イソギンが健在だった頃の海水魚水槽

2021年10月、イソギンチャクのパワーヘッド吸い込み事故が発生。イソギンともどもパワーヘッドまで他界。事故に気づいた時には水質が悪化の一途を辿っていて、取り急ぎ、水換えとスキマーの動作強化で凌ぎ、追っかけパワーヘッドを新調したのです。

2022年7月24日
上の写真から1年、大掃除当日の様子

やがて冬が過ぎて春になり、水質安定の証ともいうべき石灰藻がイヤになるくらい繁茂。だがしかし。この間に肩を痛めてしまい、水槽の大掃除は肩の回復待ちになっておりました。そしてまた時が流れ、先週日曜日の昼下がり。なぜか突然やる気になってしまったのです。

まず、生体とライブロックの避難環境を準備。保管していたスリム水槽、外部フィルター(EHEIM Classic 2211)とスキマーをセットし、60cm 水槽の海水を半分くらい移しておく。

EHEIM Classic 2215

続いて 60cm 水槽の外部フィルター(EHEIM Classic 2215)を取り外して清掃。ろ材はバケツにあけ、海水で手もみ洗い。さらにホースの内部をブラシで擦り洗いしたら、グレープフルーツの実をほぐしたような赤っぽい藻類がワサワサ出てきて、キモチワルヨカッタです。

洗ったろ材の一部は避難水槽用の外部フィルターに詰めて使用(両水槽の水質ギャップを可能な限り抑える思惑)。60cm 水槽内のライブロックは一つ一つ取り出しては、はびこった藻類を指先で摘んで落とし、さらにハサミで丸刈りにし、海水で軽くゆすいでから避難水槽へ移植。その作業の途中で、生体も都度移植。最後に新鮮な人工海水を足してやって、避難水槽側の作業、完了。

してからに、60cm 水槽に敷かれた底砂を、スコップで掬いつつ水槽内でゆすぎ、バケツへと移していく。そこそこバケツに溜まったら、人工海水で手揉み洗いし、別の容器へ移して海水に浸しておく。これの繰り返し。

何せ結構な量の砂を撒いていたので(水槽2基分をまとめていた)、夕方になっても作業が終わらず。砂粒で爪の奥が切れ、砂に紛れた有象無象に刺されて手の甲がポツポツと腫れ、気分はもう賽の河原。

幸い、気持ちがポッキリと折れる前に砂出し作業は完了。流しで水槽を水洗いし、石灰藻にサンポールを撒いて(換気に注意!)カーボン製スクレーパーでガコガコゴシゴシ削ってみたのだけれど、なかなか落ちてくれない。

そこで、水槽を横倒しにし、下面のガラスを覆い尽くすくらいサンポールを撒いて、しばらく漬け置き。したら、いい感じにふやけて、スクレーパーで落としやすくなってくれましたよ、と。

そんな具合に各面の石灰藻をひとしきり落としたら、中性洗剤で水洗い。
さて、次は部材の詰め直しじゃ。

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