海洋汚染

デスク脇にあるヤマトヌマエビのゾエア幼生用の水槽。海水ということもあり、いずれ臭いが気になるかもしれないなーと、消臭剤を上に置いてありました。

コレです。
ビーズタイプのヤツ。

で、本日20時頃、コヤツを水槽に落としてしまったと思いねぇ。

水の中から拾い上げるのに 手間取ったあげく何粒かビーズが底の方にこぼれてしまい、結果この有様。東京で言えば、まるで昔の神田川、あるいは目黒川。水槽とは思えない、バスクリンのような香りが漂いはじめました。

それでも幼生がピンピン動いていたのでビーズだけスポイトで拾い上げて仕事を続けていたら、いつの間にやら生き物の気配が、ない。急遽、コーヒーフィルターを使って排水を濾しながら水の総取っ替え。

・・・なーんか、すごく個体数が減ったような気が。
つくづく、安全第一、ですねぇ・・・。反省。

ふ化。

卵を抱えていることに気づいて5/22に隔離したヤマトヌマエビの大盛りさん(その後、寂しかろうと並盛りさんも移植)。

黒かった卵が段々白っぽくなっていくのが、果たして吉報なのかどうなのか分からないまま(私ゃエビのことは良く分からんですたい)、やきもきとした時が過ぎておりました。

が。今朝、出勤してみたら、幼生たちが大盛りさんの抜け殻の周囲をマリンスノーのように漂っていました。わーい♪
(→YouTube

さっそく、用済みのエビたち(笑)をヨシノボリ水槽に戻し、やや薄めになるように作った人工海水を保育水槽に注入! (計算上は60%海水)

※ちなみに、並盛りさんも5/31に脱皮。いずれも前回が5/15〜20頃でしたから、2週間程度で脱ぐんですね、このヒトたち。条件が良ければ。

試しにヨシノボリ用に買ったエサ(テトラミン)を指で崩して撒いてみたのですが、見るからにプランクトンたる幼生たちが食いつきそうもない。そこでメダカの稚魚用の、ほぼ粉末状のエサを買ってきました。

ツンツンと動く幼生の姿を眺めてみるに、案外、アタリだったかも。

と、仕事中に独りほくそ笑んでおりましたとさ。

ご懐妊

事務所で仲良く暮らす黒子さんとヌマエビたち。

数日前、出勤してみたらヌマエビ1尾が水底に横たわっておりました。とうとう海鮮丼と化したか、と思ったら並盛さんが脱皮した抜け殻。そして、その翌日。今度は大盛さんが脱皮していました。リズムが合っているのかな、この二人。

そしてまたその翌日。大盛さんが腹に黒いツブツブを抱きかかえているのを発見。卵か!

ヌマエビ(ヤマトヌマエビ)の生活史は川と海とを行き来する両側回遊型であり、淡水の水槽内では増えません。その点、管理面で安心して水槽の掃除人として雇っていたのですけどね。間近に卵をかかえたヌマエビの姿を目にしたら、ブリーディングに挑戦したくなってしまいましたよ、と(笑)。

ということで、本日から私のデスクはこんな感じ。

なんとなれば我が家でジャイコの横暴にひたすら耐えているスネオの避難小屋にでも使おうかい、という頭もあったので、ヌマエビ一尾にしてはデカイ水槽(12L)を購入。水槽付属のフィルターつきのエア吐口を使うと産まれて来た幼生たちまで濾過されてしまうことは間違いないので(笑)、昔ながらのエアストーンを利用しました。

水槽内の環境としては、軽く水洗いした市販の川砂利を敷き(いずれ海水になるので居ても淡水産であろう付着生物は無視)、親エビが安心できるように模造植物と石を投入。水は、ナニガシカの微生物がいるであろう水槽の水と、薬でカルキ抜きした水道水をブレンド。なんとなく水温計も設置しときました。

さて。ヤマトヌマエビの生活史について再確認したところ(→Wiki)、子供達はふ化後すぐに川を下り、汽水域〜海水域で成長、約1ヶ月後に遡上するとのこと。てことは、ほとんどの卵が孵った段階で、親エビを引き上げて、塩分濃度を調整して、頃合いを見計らって淡水化する、と。さすがにシーモンキーと違って、手がかかりますな。

ちなみに、親が抱えた卵は1000〜3000個くらいあるそうな。
えーと、ヌマエビ1尾が198円だったから、1000匹育ちゃ198,000円。

・・・ふふふ。

※生存率がもの凄く低いだろうから、そんなことになるわけがない。

追記:YouTubeに動画をアップしてみました。カメラは PETAX OPTIO I-10 (マクロ撮影/SD解像度)。

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